小さな恋のメロディ


50年って長いね

そう?
休暇を抜いて150学期だよ

愛し続けられる?

問題ないよ
もう一週間も愛してる


僕の大好きな映画で
先に逝った奥さんへの
50年間の愛と感謝を
墓石に刻み
その2か月後に逝った夫
そんな事が書き記された
古い墓を見つめ
12歳の二人が言った言葉

星の王子様然り
ビリーザキッド然り
僕の心を突き動かすモノは何時も
「大人になったらわかるよ」
この言葉の真逆のモノばかり
「大人の言う事を聞きなさい」
この定型文を嘲笑うモノばかり

経験や計算やピンク色は
時折、人を優しくもするけれど
牙と同時に
大切なモノを沢山奪っていく
悪戯や、何で?や、どーして?は
人に馬鹿にされたりするけれど
時折、とてもキレイな
景色を見せる

問題ないよ
もう一週間も愛してる
僕はそれでいーと思う
僕はそれがいーと思う


子供じゃ抱えきれない
破天荒な沢山と
12歳の心を
メトロノームみたく動かしながら

僕はそれでいーと思うんだ
それがいーと思うんだ

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# by setsuna-yoshida | 2014-08-06 14:09 | 戯言

求愛のダンス


怯えた猫の鳴き声
オチのない御伽噺
誰とでも寝る女
夏の夕暮れ
高圧的な烏
枯れた紫陽花
3日目のカレーライス
汚れた給水塔
出来るだけ不細工な泣き顔
懐かしい匂いと臭い
泥酔の5分前
一匹だけ音痴な蝉
スグにバレる悪戯
優しい肌
ヘンテコな柄のビー玉
やっぱり夏の夕暮れ

好きなモノを羅列してみて
思うんだ
あの子はどれが好きかなぁ

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# by setsuna-yoshida | 2014-08-02 15:42 |

ヘタクソな旅支度


僕の生きる小さな世界には
たまにとてもキレイな
花が咲くんだ
すぐに枯れてしまうから
どーしてもってあの子に
届けたいから
この街を出るって決めたんだ

迷子になるなよって
隣の昨日が地図をくれて
よろしく伝えろって
桃色の思い出が伝言頼み
獏に喰べられた夢に限っては
一緒に来るってきかないんだ

どーしよう
何か何故だか泣きそうだ
ここには二度と戻れない事だけは
何か何故だかわかるから

この場所が僕の居場所だって
その事だけはどーにもこーにも
わかるから

ねえあの子、もー少しだけ
待っててね
ぜったいのたぶん行くからね

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# by setsuna-yoshida | 2014-07-31 11:39 |

僕の知ってる少しの事


真っ直ぐとは
定規で引いた直線ではない

純粋とは残酷と柔らかさに似ている

金で買える夢を見てる人は
夢なんか本当は持っていない
だからと言って
夢がそんなに大事かと聞かれたら
眉間が皺くちゃになる

裸になったからって
心まで裸なワケじゃない

愛してるとは大好きに依存と
性欲と独占欲を足したものだ
アイシテルとは大好きに依存と
性欲と独占欲を
足したものではない

素直とは孤独の一つの形の事だ
すなおとは
今まで人につけた
一番優しい名前の事だ

大好きとは股を開かす
魔法の言葉だったりする
ダイスキとは
時折死にたくなるほど
優しい言葉だったりする

サヨナラほどキレイな言葉はない
サヨナラほど悲しい事もない

死にたいは助けての異音同義語
死にたいは最後に残された免罪符

鏡に写った自分は
自分とはまるで違ったりする
影に映った自分は
まるで自分だったりする

本当とは知ったら
死にたくなるような事ばかりだ
ホントとは知りたくても
知れないステキな事ばかりだ


僕の知っている少しの事
泣きたくなるような時に限って
やたら夕暮れがキレイだ
夕暮れがやたらキレイで
泣きそうになってばかりだ

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# by setsuna-yoshida | 2014-07-30 11:46 | 戯言

机の下ロックンロール


子供心をゴミに出す日は
気を付けた方がいーよ
大人になったあなたが思うより
よっぽど激しく燃えるからね

怪訝と溜息の
ミルフィーユのスグ隣
色眼鏡のシタの君が
少し笑った

何だかわからないけれど
胸を張って
唇を尖らせて
僕は少しだけ
威張ってみせたんだ

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# by setsuna-yoshida | 2014-07-29 12:20 |