カテゴリ:詩( 61 )

サルヴァトーレ・ココの憂鬱


ある朝ココが僕に言った
芸術くらい卑猥な夜に
描いた最悪の明日ってやつが
明後日くらいに来るんだって

今日を初めて知った昨日の国の僕等
ヘルプミーの発音すら朧だけれど
空のキレイさが見えなくなったあの子に
明日の夕日だけは伝えなくっちゃ
空のキレイさを勘違いしたあいつに
明後日の夕日も伝えなくっちゃ

その夜僕がココに言った
晴れるならいいよ

そしてココと限りの限り静かに笑った

最悪の明後日の少し手前
芸術くらい卑猥な夜に


[PR]
by setsuna-yoshida | 2011-05-03 23:51 |

BUZZ心地



真っ直ぐじゃないからこその素直を
純真を持ち合わせていないからの純粋を
努力とリリックが涙を誘うトリックだから
厚顔無恥をスッピンで笑う

夢を見る夢を観て
夢を見るため夢から覚めた

猫背気味
素直と純粋にこれでもかと
翻弄され
そして今日も苦笑い

ポケットの中
小さな宇宙を握りながら

[PR]
by setsuna-yoshida | 2011-04-04 14:47 |

情理と摂理の接地面


下らない件は何時もささ笑ふ
盛者必衰の理を断り
強者ぶった兵の抜け殻なりけり

[PR]
by setsuna-yoshida | 2011-03-07 16:36 |

サヨナラ草


アスファルトに零れ落ちた僅かな涙で
動いただろう空気の色を頼りに

長く伸びたあなたの睫毛が瞬いた時
起こっただろう小さな風の音を道標に

たった少しの素直と
たったを照れ笑う言葉を武器に

満面の勿忘草が咲き誇る
夕暮れヶ丘の何処かに佇むと言う
小さな草を探してる

満面を踏む事も出来ず
橙なんかに見とれながら
白より明るく黒より暗いそんな花を探してる

勿忘草と小さな花のティアラ
あの子は喜んでくれるかなぁ?

誰もいない丘の何時か
たった少しの素直で染まる頬を
夕暮れのせいにしながら



[PR]
by setsuna-yoshida | 2011-03-03 15:51 |

明日なんて知らない泥酔の詩


宗教はあなたを救ったりなんかしない
愛する人はあなたを助けたりなんかしない
あなたって奴はあなたなんかを守ったりしない

ただあなたの描いたお伽噺だけ
気紛れにあなたを包んだりする
ノラ猫みたく嫌んなるくらい理不尽に

それはスベテ何かじゃないから
でもただただのキマグレだけを信じて

ダメになった僕とあなたに

泣きたいくらいのあなたと僕に

でもホントはとても陳腐でステキな御伽話だ

[PR]
by setsuna-yoshida | 2011-03-01 23:42 |

夜空の扉



夜空の鍵穴を探して
僕等の眼には見えないと言う
虹の赤の外側の
赤外線ってやつがヒントじゃないかって
雨上がりに探しに行く

夜空の鍵を探して
やっぱり僕等の眼には見えないと言う
虹の紫の内側の
紫外線ってやつがヒントじゃないかって
雨が上がるのも待てずに探しに行く

何にも怖いモノなんてなかったなんて
そんな歌が罷り通るから
夜の震えに鈍感な愛がコレミヨガシだから
時の流れと共にやって来る朝は
次の震えの前ぶれだから

夜空の扉はきっと新月の前夜
鍵穴はきっと失くした残像
鍵はきっと優しくなれた何時かの僕等

何にも怖くないモノなんてないよなんて
そんな歌を口ずさみながら
雨が降るのを待っている
案外
あいつの伸びた影がヒントじゃないかなんて
思いながら


[PR]
by setsuna-yoshida | 2011-01-09 17:39 |

たったスナオな人の詩



悪魔があなたをせせら笑う時
それはホントに悪夢なのかなぁ?

天使があなたを誘う時
そこはホントに天国なのかなぁ?

色仕掛けの泥酔も
予定調和の音階も
あなたがヒロインの話じゃないから

さぁ空気の色を肴に
あなたと僕の話をしよう

神様さえも気付かない小さな声で



[PR]
by setsuna-yoshida | 2010-11-27 01:10 |

左眼の終わりに


ポケットの中で手を握り
出来るだけの道化師で

夕暮れに憧れ
闇夜で瘡蓋なんか作りながら

純粋なんて古びた言葉
誰より真っ直ぐ吐き違い

僕の左眼
まだあなたを映せるよって
ヘタクソくらい照れ笑う

太陽は夕暮れとテキーラで出来てるんだって

僕のウタ
少しの誰かに届いたかなぁ
僕のウタ
少しは誰かに届いたかなぁ


左眼の最後に
汚れたビー玉なんか見つめながら

[PR]
by setsuna-yoshida | 2010-11-22 05:31 |

鉛筆を転がしながら


母を待つあの子が
ぐっすり眠れますようにと

たった少しの温度を求める彼女の
震えがとまりますようにと

この街で迷子になったあいつを
誰か迎えに来ますようにと

さぁ今日はどの神様に祈ろうか?

[PR]
by setsuna-yoshida | 2010-11-17 16:56 |

死生論



願わくば
夕焼けみたく優しくて
夕暮れみたく艶やかで
夕立ちみたく激しくやって
夕闇頃に静かに逝きたい

あのコの肌を想いながら
あいつの笑顔を思いながら
まるで子守歌みたく
重ねた罪を数えながら
出来なかった
悪戯なんかも数えながら

一番大きな夕日の季節
街にネオンが灯る頃
少しの酒など携えながら

[PR]
by setsuna-yoshida | 2010-10-16 23:14 |