カテゴリ:詩( 61 )

27歳

スニーカーには他人の小石
見ずも知らずの歌を口ずさむ

新しく知った言葉はまだ
僕のモノではなくて
咀嚼の度に嗚咽する

涙の温度でさえ
火傷しそうな夜
胸の中でさえ
凍死しそうな夜
そんなな夜に
恥ずかしヶ丘で待ち合わせたのは
面影の影の方

履き古したブーツにも他人の小石
あいつは何時も遅刻
僕は今も待ち惚け


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by setsuna-yoshida | 2017-03-19 08:39 |

イツカ詩人ダッタ僕達へ



鐘の音は
オワリの報らせ
夕暮れは
色彩のハジマリ
墨痕と烏の異なる黒
不安になって少しのミルク
ブサイク

ダイショブ

ホントはムリ

ホントのホントは少しの余力と
死なない為の免罪符

今日は素晴らしきオレンジ
ウソ
キレイが怖くて逃げて来た

明日は明日の風が吹く?
そんなに先の話をされても困る
昨日の指切り?
そんなに昔の話も困る

タダイマ
野良犬の毛布で眠る
サヨナラウソアイシテル
アイシテルウソサヨナラ
兎角
野良犬の毛布で眠る

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by setsuna-yoshida | 2016-01-17 10:50 |

13デニールの虫喰いツイード

風景を描けなくなった
感情はそこにもあった

夕暮れが今日もキレイらしい
僕も見ていーのかなー

迷子の果てで観た風景
来なければよかったと
思ったけれど
それならばそれで
今もきっと迷子なんだろう

帰り道を忘れた


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by setsuna-yoshida | 2015-07-12 11:44 |

月の招待状

月のパーティーに
招かれた太陽が
やたら上機嫌なモンだから
休暇届けなんか
書いてるモンだから
明日はきっと真っ暗で
暗殺部隊もお手上げで
静寂の束の間
子供達
大好きなママの腕の中
柔らかい温度に包まれて
ゆっくり眠れるんだ
月と太陽が内緒で小躍る
新月の夜の優しい頃

大丈夫
漆黒の中
あなたの温度と匂い
僕も見つけられるんだからねっ
月と太陽が泥酔する
とてもと多分優しい刻



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by setsuna-yoshida | 2015-07-12 11:11 |

センチとグラム


自らの弱さを知りながら
ダイジョーブ?
そんな事
真顔で聞けますよーに

純粋さを指さされ
挙動が不振の果て
あわわと照れ笑えますよーに

悪魔と踊るあの子に
今夜は僕とイカガ?
そっと寄り添えますよーに

僕とあいつとあなたのサイズ
どれだけ全力で両手を広げても
戦火の子供達
抱きしめる事なんて
出来やしない


あの子の涙と嗚咽が
寝息に変わるまで
呼吸を合わせられますよーに

あいつがあいつのあの子と
スキップの時
そっと遠くで
もっとスキップ出来ますよーに

迷子のあの子を迎え手を引いて
得意げな こっちだよっ
一緒に迷子になれますよーに

僕とあいつとあなたのサイズ
どれだけうーーんって
考えてみても
この星の平和
守れるはずなんてないよね
どんなポーズで変身したって
嘘つきになってばかりだね

僕とあいつとあなたのサイズ
たった僕らのサイズ
あまりに小さくてオボロだから
フィット感なんかを売りにして
何とか後ろ指と後ろ髪
やり過ごせますよーに




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by setsuna-yoshida | 2015-06-05 12:32 |

傾聴弱虫



泣き虫な季節の欄干で
夢の残り香に恋敗れ
天使に取り憑かれた
あの子の事を思い出したんだ

優しさをキチリと裏返した
嫌らしさのあの頃
黒は闇よりも黒く
白は病的なくらい白くって
それでも
あの子の声は
聞こえなかった

優しい人に憧れる
酷く弱虫に
なってしまったこの頃は
あの子の声ばかり耳鳴り
僕は声を無くしそうなんだ

泣き虫な季節のベランダで
この夏はちゃんと汗臭く
なろうと決めたんだ
黒と白を見つめながら
弱虫で居続けるって決めたんだ




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by setsuna-yoshida | 2015-05-29 17:39 |

27クラブの落ちこぼれ


14才にしか見る事の出来ない
悪戯な悪魔と
17才にしか見る事の出来ない
切なさを帯びた天使は
崖先の素直を描いた
27才の終わり頃
実は同じヤツだって気付くんだ

それでも死ぬ事を許されなかった
27クラブ 落ちこぼれの僕等は
ただただ濃い酒を
苦虫をツマミに呑むんだ

正解も泥酔もたった唯一の
素直さえまたに見失いながら
何時会えるかもわからない
次の悪魔を
ただ只管に待っているんだ




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by setsuna-yoshida | 2015-04-17 11:00 |

ベタ踏みコバステッチ


投げ捨てられた
切なさなんかを集めて
36.5度の言葉を
やっと添えたなら
次の雨に頼み込み
大人色した
あなたのところへ
届けよう

僕ももーすぐ色替えするから
もう少しだけ待っててね

筆も乾かぬその内に
投げて踏んで壊された切なさは
蒙古斑と地団駄に似た子供色で
泥だらけで細かく震えた
ステキなやつだから
やれやれ
僕の出番でしょって思うから
追伸の文字を添えたなら
大人色した
あなたのところへ
届けよう

僕ももーすぐ大人になるから
少しといっぱい待っててね

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by setsuna-yoshida | 2015-04-08 14:25 |

ピストルと向日葵


六道チェックの鼓笛隊を
ゲーゲンプレスの
あの子が追い詰めて
息切れのリズム
あいつのクビレが軋む音
ピストルから放たれるのが
何時も向日葵の種ならって
思い付いたのは朝方で
少しとちょっと微笑んで
少しと もちょっと泣いたんだ

退屈な毎日よ
宗教の戦火に
ミートソースをぶち込んで
クタクタに煮込む事を
許して欲しい

大砲の響く知らない街で
もっと知らない子供達
ミートソースみたくなる前に


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by setsuna-yoshida | 2014-11-23 23:22 |

Like A Rolling ビー玉


サヨナラの練習に疲れたんだ
大丈夫のフリして戯けた僕の隣り
嘘つきの真似事に疲れたんだ
汗っかきの道化師
もっと戯けてみせた

神様は
5円玉よりお札が好きだって
茶化して話す僕の横
人殺しも嗜むらしいよ
化粧もそろそろ朧な道化師
もっと茶化してみせた

僕等のココロの陽炎あたり
日暮の死骸に止まった
ギンヤンマ
幼い風に煽られて飛び立った

神様の方に行ったらしいよ
道化師の道化に
それは何処なんだろう
二人で静かに笑った

何時かのあの子の方じゃない?
僕のサヨナラに
それはもっと何処なんだろう
二人で静かに笑った

もーすぐ
また一つ夏が終わり
もーすぐ
僕はまた少し子供になる

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by setsuna-yoshida | 2014-08-17 13:45 |