忘れられたブランコ



色んな事を上手く言えずにいたら
僕の口は小さくなった
溢れる涙を堪えていたら
僕の眼は垂れてしまった

突き立てた中指を折らぬようにと
流した涙を拭かぬようにと
凍える気持ちを太らさぬようにと
古びた公園ブランコ揺らす

普通の定義が曖昧ならば
変態くらいがちょうどいい
気が違えるキチガイならば
そんなステキはないだろう?

あの頃より少し大きくなったから
このまま何処かに飛び立てるかな?
錆びて軋んだ音はまるで優しくて
古びた公園ブランコ揺らす
砂場とシーソーの間辺り
笑顔と涙の両端辺りで



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by setsuna-yoshida | 2010-05-24 22:55 |
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