もっと古びた墓場の風景




街の貯水タンクでため込んだ
僕の涙があなたに落ちる時
夜露とやらと交わって
先よりほんの少し大きな水滴になるから
それはきっと少しだけキレイだから
幼い若葉は枯れてしまうんだろう?

あなたみたく
優しく激しく誰かを
包んでみたいと思うけれど
自らを包む毛布さえ朧な僕は
せめて
あなたの肌の何処かから
夜景と名付く
あなたの友の墓場を眺め
ほんの少し涙を流す

街の外れの古びた山の何処か
幼い風に包まれながら

その昔あなただった
僕等の街を眺めながら
ほんの少し涙を流す

ごめんね
汚い涙だからあなたを汚してしまう
そんな事を考えて歯を食いしばってみたら
もっと沢山ほんの少し
涙なんかを流す


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by setsuna-yoshida | 2010-05-19 16:17 |
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